産地とのつながり

清田さんの熊本マンゴー〈産地とのつながり〉

清田さんの熊本マンゴー

〜営業に必要なのは、やっぱり情熱?!〜

アニバーサリー青山店では毎夏、びっくりするくらいおいしい、熊本県産のマンゴーを使ったパフェやロールケーキなど、フレッシュなスウィーツが並びます。
このマンゴーとの出会いの心あたたまるお話を青山店の店長の体験談でご紹介します。

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出会いは2010年初夏のある晩の事。 年配の男性がふらりと青山店を訪ねてきました。

「自分はマンゴーを作っていで、熊本から来ました。少しお話よろしいでしょうが。」

たまたまそこに居合わせた私が、わざわざ熊本から来て頂いていることだし、お話だけでも。。と思い、ひとまず、ティールームに通すことに。
名刺の交換をすませ、マンゴーのサンプル、もしくは農園の資料などをいただけるかしら、、と期待して向き合って座っていたものの、彼の手はいっこうに膝の上。何か営業トークが始まる気配もありません。
帰る様子もなく見つめられ続けるのも気まずく、私から話しかけてみると、資料は無く、もちろんマンゴーがあるわけもなく、それどころか、あるのは机の上におかれたお互いの名刺のみ!

「この男性は鞄も持たず、名刺のみ持ち、熊本からマンゴーの営業に来たのか!!」と思うと、彼の不器用さと勇気に対する、驚きと共に「あっ晴れ!!」という尊敬の念がわいてきました。

興味を持った私は、何故アニバーサリーにたどり着いたのか??という疑問をなげかけた所、
「東京と言っだら渋谷とか代官山、あと表参道だと思っで。んで、表参道づいてどうすっかなー、どごのケーキ屋さんいごうかって、その辺に あるってた女の子に、この辺の美味しいケーキ屋さんはどご?っで聞いたら、アニバーサリーだっで言うから来だ。」

と答えるではありませんか! 何という営業力!!!

彼の不器用すぎるが真摯で懸命な人間性の虜になった私は、資料もサンプルもいらない!!!やっぱり人と人のつながりなんだよ、、などと感じ入り、 たくさんの事を学んだ気がしました。そして即、その年からマンゴーを使わせて頂く事にしたのです。

その男性こそ清田さんです。
清田さんのマンゴーは木の栄養、太陽の光をギリギリまでたっぷりとあび、完熟してからネットに落ちるマンゴーです。このマンゴーを食べた人は、 まず芳醇な薫りと口の中に広がる濃い甘さに驚きます。「美味し~~!!!ヤバい!!」となどと絶叫するお客様の声を聞けることも珍しくないんですよ。

そんなマンゴーをたくさんの人に食べてもらいたい!

それから3年ほど電話とFAXのやり取りのお付き合いをさせて頂き、毎年美味しいマンゴーを作ってくれる清田さんに、今度は私が会いに行こうと熊本へ向かったのは2013年のこと。
久しぶりの再会を果たし、作る事の難しさや並大抵ではない苦労を聞きました。

同じ美味しく作ったマンゴーでも大きさ、形が不揃いなだけでB級品扱いです。 丹精込めて作ったものが市場に出回ることなく破棄されたりするのが現実です。 同じ作り手としてこれほど悲しい事はなく、微力ながらもそれが少なくなるお手伝いが出来たらと思いを強くしました。

私たちアニバーサリーができることは、そういったおいしさはかわらないB級品も含め、マンゴーを仕入れさせていただき続けること。

もちろん、仕入れたあとのマンゴーももったいない扱いをしないこと。

清田さん、今年も美味しいマンゴー楽しみにしてますよ!!。
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生産者の思いを製造者がしっかりお客さんまで届ける。
素材のおいしさを知ってもらいたい、広めていきたい、そんな思いを持ってお菓子作りに向き合うこと。
それが私たちの役目でもあると、清田さんや、>四万十ドラマさん、さまざまな素材の生産者のとの出会いを通してしみじみ実感しています。

 

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